カテゴリ:読む lire( 6 )
ロマン・ノワールとかミステリー
ずうっと以前に書いたんですが、私は本読みです(笑)

以前読んだ本とかで強烈な印象をもったものたちは
ここに書いております。

卵色日記の「読む lire」カテゴリー
http://oeuf.exblog.jp/i5

で、今日は久しぶりにフランスの犯罪小説ジャンルといわれるロマン・ノワールをとりあげてみたいな、と。

フィルム・ノワールっていうのもあるけれど、ロマン・ノワールもあるのです。
映画でいえば、「クリムゾン・リヴァー」J.‐C.グランジェ
あれは立派なロマン・ノワールの映画化ですね。
アメリカ映画と思ってました? 

犯罪小説といえば簡単ですが、フランスものってそうですねー救われない。
全然ダメ。世の無常利に放り出されてバイバイって感じ。
えーここに置いてくのー?ってのが第一読後感なわけです。

で救われない中でも比較的ましなものからいってみましょう。

といってもハリウッドのお金かけた超大作や簡単明快勧善懲悪水戸黄門小説に慣れた方にはこれでもかなり苦しいはず。

ま、これがフランセですわ。

まずは、超有名なブリジット・オベールの中から3点選んでみました。
この方のジャンルは、これといって決まったものがなく、サイコであったりホラーであったりいろいろなんですが、どれも精神的には全然よくないものばっかりです(笑)

落ち込んでいる人はもちろん、精神的にタフじゃないなーと思われる方、
落ち込みやすい方、人間ってグロテスクでもあるのよね、と思いたくない方は
おやめになったほうがよろしいかと...。

マーチ博士の四人の息子
ブリジット オベール Brigitte Aubert 堀 茂樹 藤本 優子 / 早川書房
スコア選択: ★★★★★

マーチ博士のところのメイドさんジニーがある日発見した日記には、
彼の快楽殺人記録が書かれていた。書いたのは、博士の4人の息子の誰か。
でもわからない。さて、ジニーは...。
というお話。最後でそれが誰の記録かわかりますが、本当に最後の最後。
もーお腹の中がひっくりかえっちゃうほど読んでて苦しいけど止められない。
名作です。確かフランスでのなんかの賞をとってますね。

森の死神
ブリジット・オベール 香川 由利子 / 早川書房
スコア選択: ★★★★★

これは比較的救われる推理小説。だけど設定がすごい。
エリーズという女性。全身マヒ、耳だけ聞こえる。車イスで指のほんの少しの動かし方だけでコミュニケーションをする、というスーパーな方が、結果事件を解決しちゃうんですね。
事件そのものはよくある殺人事件的なもの。でもわりにエリーズのそばで起こって、他に目撃者がいない、となると、話はいきなり込み入りますよね。
これ、ありなんだーと設定の妙にひっくりがえってしまった作品。


雪の死神
ブリジット オベール Brigitte Aubert 香川 由利子 / 早川書房
スコア選択: ★★★★★

エリーズの第2段。作品そのものとしては、森の死神ほどシャープじゃないけれど
エリーズファンなら無視できないでしょって感じ。
設定の妙です。これにつきます!

そして、私がロマン・ノワールとして一番イメージにぴったりな
なんてことない小説グルーム。

グルーム
ジャン ヴォートラン Jean Vautrin 高野 優 / 文藝春秋
スコア選択: ★★★★★

説明できないです。あえていうならキチガイじみてる。
最初の導入部は静かに始まりますが、こう終わるとは思ってませんでしたって話。
苦手な方は、途中で読み進めなくなると思いますね。
事実私も何度もやめそうになりました。
が、よくできた小説です。

この4作品に共通しているもの、私がロマン・ノワールと位置づけているものは、ちょうど絵の一部分を巨大化してカメラを通して見せられているような感じからはじまること。
そしてずんずんカメラが引いていって最後に全体が見える、と。
で、最初の一部分と全体の、いかに違うことか!と、自分で勝手にショックを受ける。

そうこの自分で勝手にあたえるショックというところが、決め手と思うんです。
もちろん小説家は意図して書いていますが、ほーらここでバーンと銃声がしてガーンと人が倒れて、なんて、優しく設定を道端に置いていってくれたりしません。

ただ道を描写するだけです。そうすると倒れた人がいて、血が飛び散っていて、逃げた男のものらしい足跡がある。追っていくと、逃げた男も倒れてる。手には銃。
さて、誰にやられたのか。追及していくと、たまたま逃げた男がぶつかった少年のナイフにやられただけだった。少年はなぜナイフをもっていたのか。近所のりんごの木からりんごをナイフで切って逃げてただけだった。そう誰も何にも関係ない。
ほーら救われないでしょ(笑)。巨大な陰謀があってほしいよね。でもないの。
だってそれが現実だから。

くーーーっ。自分で勝手にあたえるショックです。

というわけで次に読みたいと思っているのがこれ。
救われなさでは私好みな感じがする。

夜を喰らう
トニーノ ベナキスタ Tonino Benacquista 藤田 真利子 / 早川書房
スコア選択:

探せばあるもんで(インターネットサマサマです)
フランスのロマン・ノワール情報がありました。

仏犯罪文学総合紹介サイト Ex Deux Machine(日本語)
http://www.mages-et-anges.jp/

そのサイトで見つけた情報。フランスにはこんな専門誌もあるそうです。

ノワール専門誌《上海超特急》(フランス語)

http://shanghai.express.free.fr/

最後にお口直し。
フランスものだけじゃなくて、推理小説、犯罪小説、ミステリーは私のお気に入りなのですが、これはこれですっごい力作、名作と思うものを1つ。

極大射程〈上巻〉
スティーヴン ハンター Stephen Hunter 佐藤 和彦 / 新潮社
スコア選択: ★★★★★

自分が、ライフルをつかったスナイパーになってしまったような錯覚に陥れます。
そして、そのこだわりや美学も。
これを読んだ後で、スナイパーとかスパイ物の映画をみるとドキドキ感が違います。
なかでもこれはお勧め。

スナイパー/狙撃(1996)
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=51446
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by oeuf1 | 2006-03-12 11:18 | 読む lire
ナイロビの蜂
冒険小説好きっていうのは前に書いたけれど、今日の紹介はナイロビの蜂。
ジョン・ル・カレというフランセな名前ですが、イギリス生まれ。もーうんざりするほど先の見えない冒険小説を読みたい方にうってつけ。
この人の冒険小説ほどすかっとしない冒険小説も珍しい。いつも奥歯に苦いものをかみつぶされたまま終わってしまう、そういう小説家です。

有名なのは、スマイリーという、非常に緻密な、でもうだつの上がらない、ひどいめにばっかりあわされる諜報部員の「寒い国から来たスパイ」。映画にもなったはずです。
孤島に2冊しか(1冊ではないところがあきらめが悪いけれど)本を持っていけないとしたら、1冊はこの「寒い国から来たスパイ」かも。もう1つは、うーん孤島に引っ越す前の日に決める。

et puis ... 続きは
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by oeuf1 | 2005-02-12 12:39 | 読む lire
苦い祝宴 A Bitter Feast une fete dur
久しぶりに本の紹介。S. J. ローザン(フルスペルだとなんなんだろー)の本です。
ここ1年ほどほとんど本を読んでなかったので、今年始めに出た本なんだけど、読みそびれてました。

ニューヨークあたりで活躍する中国系女性探偵リディア・チンと、一緒につるんで操作するアメリカ人探偵ビル・スミス(しかしこの名前もねーどーかと思うねー)の活躍ぶりを描くシリーズの5作目。

Alors, je te recommande un roman policier en anglais (pas traduit en français)
AMAZON.FR livres en anglais

A BITTER FEAST par S. J. ROZAN
information de amazon.fr

J' aime bien les roman écrit par S. J. ROZAN, surtout le série de 2 détectives, Lydia Chin, une chinoise et Bill Smith, un américain à New York.

Et puis...もっと
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by oeuf1 | 2004-11-12 09:35 | 読む lire
スパイ小説大好き  j' aime beaucoup le roman d' adventures
やっと上下刊を読み終わって満足満足。いつもフリーマントルの本は納得の展開です。
特にチャーリーマフィンという一見冴えない、でもすんごい情報部員の大活躍シリーズが大好きです。
これを読み終わると、まず3日は自分がチャーリーマフィンになった気分になって、それから4日は全然およばないことにがっかりして、それでやっと落ち着くのです。

Je suis vraiment contente car je viens de finir les 2 livres de Brian Freemantle "Kings of many castles" (des rois de beaucoup de châteaux).
Il est un écrivain très doue d' écrire de roman d' espionnage.

More
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by oeuf1 | 2004-10-26 19:58 | 読む lire
ジャン・クリストフ Jean-Christophe
タイトル知ってる人は結構多いよね。文豪ロマン・ロランの傑作の1つ。私もなんとなく読みはじめたんだけど、すごく面白いし、本当のことを言ってる。「自分にできないことをやろうと思う人は、英雄になりたい人だ。でも本当のところ、英雄は自分にできることを忠実にやる人のことで、英雄を夢見る人にはそれができない。だから失敗するんだ。」っていうことを言ってる。確かにねー。
ちなみに、フランスでは絶版になってる。なんかちょっとショック。旧いものも大切にするんじゃないの??
ジャン・クリストフ 1 改版 (1)
ロマン・ロラン 豊島 与志雄 / 岩波書店





Ce livre ne peut plus acheter dans librairie comme fnac... tous sont antiques..c' est dommage car c' est un roman connu au Japon et ce que ce livre dit est vrai.
Quelqu' un qui veux faire quelque chose en plus est qui veux devenir un hero. Mais en fait, hero est qui fait completement ce qu' il peux fait, et les gens qui revent d' etre les heros peuvent pas le fait ..donc ils vont perdre la vie.... Romain Rolland a ecris environ comme ca a la fin de tome 1.
Je sens qu' il a raison.
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by oeuf1 | 2004-10-17 12:51 | 読む lire
ベロニカは死ぬことにした Veronika decide de mourir
本を読むのは久しぶりだけど、もともととても好きだ。読むとなにか得られることがあって、しばらく自分の中で大切になるから。

この本のなかで、ベロニカは死ぬことにして、自殺を試みるけれど失敗。後遺症で何日かしか生きられなくなった残りの人生を精神病院で過ごすはめになる。そして、彼女にとっては最悪なことに、そこで人生を見つけてしまうのだ。時間がないってわかってから人生を見つけるなんて最悪だと思う。でも見つけないよりいいよね。なんにつけても知らないより知ってたほうがいいと私は思いたい。
ベロニカは死ぬことにした
パウロ コエーリョ Paulo Coelho 江口 研一 / 角川書店





Ca fait longtemps de lire des livres mais c' est que j' aime beaucoup depuis longtemps.
Je sens que je peux gagner quelque chose avec ces livres et ce deviens un petit bijou dans mon coeur pendant quelque temps.

Dans ce livre, Veronika a essaie suicide mais elle a perdu. A la place de mourir, elle a eu son coeur tres blesse et elle a du passer le temps reste dans l' hopital psychiatrique. Et elle a retrouve sa vie la-bas.
C' est le pire de retrouver la vie apres qu' sa vie est physiquement limite mais mieux que rien.
Je crois que comprendre est mieux que ne pas comprendre, pour n' importe quoi, toujours.

Amazon.fr
http://www.amazon.fr/exec/obidos/ASIN/2253152277/pd_ka_0/402-1423988-4094517
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by oeuf1 | 2004-10-17 12:37 | 読む lire