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雪の思い出
この前の土曜日にふった雪がやっと溶けてきて、道もほとんど普通に歩けるようになりました。

こんな感じだったのよねー。

route1


きれいだけどさー。

route2


約一名おおはしゃぎしてるけどさー。

eric


このおおはしゃぎフランス人は、雪国に生まれてはいないのですよ。
しょせん、スイス~にスキーバカンス~にいく感じ。
あるいは、雪だるま作れてうれしいな、の感じ。

私が生まれた釧路という街は、毛糸帽子にアノラック(しらないよね、外側がビニールコーティングされてるようなジャケットです)でしか歩けなかったし、霧がものすごく多い街だったので、路上を歩いていると毛糸帽子からしずくがぽたぽた(霧が露になって落ちるというわけ)落ちてくるようだったし、空が晴れてるっていう感じがわからなかった(ある意味でパリに似ているというか、灰色の空ってのしか見たことがなかった)だったし。

家のすべての家具とかテーブルとか、とにかく全部ビニールで覆ってあったから、母の掃除する音も、じゅうたんをさわる音も、あのビニールの上をなでるような びーーというか ひぃーーというか、結構癇にさわる音だったし。

家の真ん中には、だるまストーブといって、石炭を燃やすでっかいストーブがでんっと。
そのまわりを、動物園のおりのように、鉄製みたいな囲いが囲んであった。

そのまわりをはしゃいでまわったりしたら、命にかかわる、ってちゃんと知ってた。

石炭を売りまわるトラックがやってくると後をつけてくのが面白かった。
石炭を落としていくから。やりーとかいって子供だもん。もうけた!とかね。
それに雪だるまは死ぬほど作れちゃうから、石炭は要るしね。目鼻に。

パパが私にしてくれたことで今でもこれはすごかったな、と思うこと。
家の近くに、雪合戦用雪玉倉庫を作ってくれたこと。
掘ったりして階段までつけて、ワインセラーみたいになってて
棚とかもあって、雪合戦がいつでもできる

大人的発想なら、素朴な疑問だが。。。嬉しいか?
って思っちゃうことだけど、かなり自慢だったな。
階段おりてくんだぜぇ。いつでも雪合戦できるんだぜぇ。

雪国に住むのは本当にこりごり。特に湿気と寒気が一緒にくるのは
毛糸帽子にしずくがたれてくるなんて、もう一生再現しなくていい!

でも、雪合戦用雪玉倉庫は
今でももう一度欲しいな。
by oeuf1 | 2006-01-27 07:08 | 雑感 divers
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